おすすめ見守り家電6選を紹介|高齢者見守り向けサービス

見守り家電

「遠くに住む親の健康や安全が気になって、とても心配です」
「親の様子を知りたいけど、どんなアイテムを選べばいいか分からない」
「便利な見守り家電を手軽に導入して、安心したい」

このようなお悩みをお持ちの方に、心強いサポートがあります。離れて暮らす親の安心を守るために、役立つ見守り家電を厳選してご紹介します。

この記事では、選び方のポイントやおすすめのアイテムを詳しく解説します。

安心して日常の様子を把握し、大切な親の安全を見守りましょう。役立つ見守り家電に関する情報を提供しますので、お役に立てれば幸いです。

目次

高齢者向け「見守り家電」とは?

高齢者向け「見守り家電」とは、離れて暮らす親が家電を使うとセンサーが反応し、それによって子が使用状況を確認できるというもの。

「家電を使っている=生存している」という判断ができるというわけです。

具体的には、以下のような種類があります。

  • 電球・電気タイプ:トイレや廊下、階段など日々の生活で必ず利用する場所に電球を取り付け、専用のQRコードを読み取ることで見守る側にメールが届くものがあります。
  • 生活家電タイプ:電気ポットや冷蔵庫などの生活家電による見守りの魅力は、生活スタイルを崩さずに自然体で見守れる点です。
  • 家電の利用頻度を感知して安否確認を行うタイプがほとんどで、見守られる側は普段通りの生活を行えます。
  • センサータイプ:普段過ごしている部屋などに、人の動きを感知するセンサーを設置して見守りを行うものがあります。活動量や起床・就寝時間を推測するタイプもあります。日常生活で使用頻度の高い電球やポットなどにセンサーが付いており、その使用状況で安否確認を行うものもあります。
  • 見守りカメラタイプ:遠方で一人暮らしの高齢者、独居老人の見守りをメインに、wifi不要の見守りカメラや見守りセンサー、みまもり電池など様々な見守りサービス・安否確認の方法があります。

見守り家電は、以下のようなメリットがあります。

  • 離れて暮らす親の安否確認ができる。
  • 親の生活状況を把握できる。
  • 親の生活習慣の改善に役立つ。

見守り家電は、高齢者の一人暮らしや認知症の人の見守りに役立ちます。また、高齢者の生活習慣の改善にも役立つため、介護予防にもつながります。

ただし、見守り家電はあくまでも「安否確認」を目的としたものです。そのため、高齢者の介護や看護には十分ではないことに注意が必要です。

見守り家電の利用方法

見守り家電の利用方法について、以下のポイントを参考にしてください。

電球や電気を利用した見守りサービス

トイレや廊下、階段など日常の生活で利用する場所に専用の電球を取り付け、専用のQRコードを読み取ることで見守る側にメールが届く仕組み。

通信機能を内蔵した電球はオン・オフの使用状況を記録してメッセージで通知するため、電球を変えるだけで利用できます。

生活家電による見守りサービス

電気ポットや冷蔵庫などの生活家電を利用して、生活スタイルを崩さずに自然体で見守ることができます。


家電の利用頻度を感知して安否確認を行うタイプの見守り家電もあります。

負担の少ない見守りサービス

既存の家電にセンサーを取り付けたり、電池や電球の交換だけで利用することができます。

見守る側はスマートフォンにアプリをインストールしてそのまま見守り、見守られる側は操作や機器を携帯しなくてもいつもの生活を送ることができます。

カメラや設備が不要な見守りサービス

MeAMOR対応製品を利用すれば、カメラや専用の機器、設備が不要で、月額1080円で見守りサービスを利用することができます。エアコンや給湯器にも対応しています。

見守り家電からの通知を受け取るためには、どのような設定が必要ですか?

見守り家電からの通知を受け取るためには、以下のような設定が必要です。

見守り家電の情報設定と通知設定をする:シャープの冷蔵庫などの見守り家電では、青枠部を入力し登録することで通知設定が完了します。

アプリの通知設定方法:スマートフォンのアプリの通知設定を行うことで、見守り家電からの通知を受け取ることができます。

みまもり電池について:ソフトバンクのみまもり電池では、招待メールが届いた後、初期設定と同じようにご家族の登録を行うことで通知設定が完了します。

駆けつけサービスを利用する:遠方にお住まいで、通知が来たとしてもすぐに確認にいけない場合には、ホームセキュリティーなどの駆けつけサービスを利用することができます。

見守り家電を利用する際に注意すべきポイントはありますか?

見守り家電を利用する際に注意すべきポイントは以下の通りです。

設置場所に注意する:見守り家電は、設置場所によっては正確な情報を収集できない場合があります。

例えば、センサータイプの見守り家電は、設置場所によっては人の動きを感知できない場合があります。

プライバシーに配慮する:見守り家電は、個人情報を収集することがあります。

そのため、プライバシーに配慮して、個人情報を適切に管理することが必要です。

設定を確認する:見守り家電を利用する際には、設定を確認することが重要です。

例えば、通知設定を行うことで、見守り家電からの通知を受け取ることができます。

適切な利用方法を守る:見守り家電は、適切な利用方法を守ることで、安全に利用することができます。

例えば、電球タイプの見守り家電は、専用のQRコードを読み取ることで見守りができますが、QRコードを間違えると誤った情報が通知される可能性があります。

適切な見守りサービスを選ぶ:見守り家電には、様々な種類があります。

自分や家族の状況に合わせて、適切な見守りサービスを選ぶことが必要です。

例えば、遠方にお住まいの場合は、駆けつけサービスを利用することができます。

おすすめ見守り家電

ここからは、具体的に見守り家電に関する各社のサービスを見ていきます。まずは冷蔵庫編からご紹介します。

日立「コネクテッド家電 ご家族見守りサービス」

詳細≫「コネクテッド家電 ご家族見守りサービス」

日立「コネクテッド家電 ご家族見守りサービス」とは、インターネット接続可能な冷蔵庫のドア開閉情報をスマートフォンアプリで確認できるサービスです。

対象の冷蔵庫を設置した家で、専用のスマートフォンアプリをダウンロードして利用します。

アプリを立ち上げると、冷蔵庫のドア開閉の履歴が30分ごとに表示されます。

また、指定した時間帯にドア開閉がなかった場合や、夜間にドア開閉回数が多い場合などに、スマートフォンにプッシュ通知が届きます。

このサービスは、離れて暮らす親の安否確認や、生活状況の把握に役立ちます。

具体的な利用シーンとしては、以下のようなケースが考えられます

  • 離れて暮らす親の食生活をチェックする。
  • 親が料理を忘れていないかを確認する。
  • 親が夜中に起きて冷蔵庫を開けていないか確認する。

このサービスは、月額500円(税込)で利用できます。

なお、このサービスは、2020年9月28日から提供されています。

シャープ「COCORO HOME」

詳細≫ シャープ「COCORO HOME」

シャープ「COCORO HOME」とは、複数のスマート家電やシャープの「COCORO+」サービスと連携し、機器の利用データを収集・分析して、得た情報についてのお知らせに加え、スマホや各家電を通して毎日を便利に、快適に過ごせる提案をしてくれるサービスです。

2022年7月現在、COCORO HOME対応の機器は、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビ、掃除機、照明器具、エコキュート、オーブンレンジ、炊飯器、加湿器、扇風機、空気清浄機など、200種類以上あります。

COCORO HOMEの具体的な機能は、以下の通りです

  • 家電の状態を把握する
  • 家電を操作する
  • 家電を連携させる
  • 家電を活用する

家電の状態を把握する機能では、冷蔵庫のドア開閉や洗濯機の運転状況など、家電の状態をスマートフォンで確認できます。

また、電気代やCO2排出量などの情報も確認できます。

家電を操作する機能では、スマートフォンで家電を操作できます。

例えば、冷蔵庫の温度設定や、洗濯機の運転開始などを、スマートフォンで行うことができます。

家電を連携させる機能では、家電同士を連携させることができます。

例えば、冷蔵庫の食材の残量を、エアコンの温度設定に反映させたり、洗濯機の運転終了を、ロボット掃除機の起動に連携させたりすることができます。

家電を活用する機能では、家電を活用したサービスを利用できます。

例えば、冷蔵庫の食材の残量を活用したレシピ提案や、エアコンの使用状況を分析した節電提案などがあります。

COCORO HOMEは、スマート家電を活用して、より便利で快適な暮らしを実現したい人におすすめのサービスです。

三菱電機「MeAMOR」

詳細≫ 三菱電機「MeAMOR」


三菱電機では、2023年2月より家電製品の使用状況や室内温度などを通じて、一人暮らしの高齢の親の状況を把握する見守りサービス「MeAMOR(ミアモール)」を始めました。

三菱電機の「MeAMOR(ミアモール)」とは、離れて暮らす家族が一人暮らしの高齢の親などを、家電製品の使用状況や室内温度などを通じて把握、見守ることができる高齢者見守りサービスです。

「MeAMOR」の対象家電は、ルームエアコン、冷蔵庫、エコキュートです。

これらの家電をインターネットに接続し、専用のスマートフォンアプリ「MeAMOR」をダウンロードすることで利用できます。

「MeAMOR」の主な機能は、以下の通りです

  • くらしの見守り:家電の使用状況や室内温度を、スマートフォンアプリで確認できます。
  • 室内温度の見守り:室内温度が設定値から大きく外れた場合に、スマートフォンにプッシュ通知が届きます。
  • 入浴の見守り:エコキュートの使用状況から、お風呂の入浴状況を推測し、スマートフォンにプッシュ通知が届きます。

「MeAMOR」は、離れて暮らす家族が、高齢者の安否確認や生活状況の把握に役立つサービスです。

ネコリコ「まもりこ」

詳細≫ ネコリコ「まもりこ」

ネコリコ「まもりこ」とは、冷蔵庫に設置した端末で、離れて暮らす高齢者の安否確認や生活状況を把握できるサービスです。

端末は、冷蔵庫のドア開閉を検知するセンサーと、Wi-Fi接続機能を備えています。

端末を冷蔵庫に設置し、専用のスマートフォンアプリをダウンロードすることで利用できます。

「まもりこ」の主な機能は、以下の通りです

  • ドア開閉の見守り:冷蔵庫のドア開閉が一定時間なかった場合に、スマートフォンにプッシュ通知が届きます。
  • 生活リズムの把握:冷蔵庫のドア開閉履歴から、高齢者の生活リズムを把握できます。
  • 安心アラート:冷蔵庫のドア開閉が一定時間なかった場合や、生活リズムが大きく崩れた場合に、スマートフォンにプッシュ通知が届きます。

「まもりこ」は、離れて暮らす家族が、高齢者の安否確認や生活状況を把握するのに役立つサービスです。

「まもりこ」の特徴は、以下の通りです

  • 冷蔵庫に設置するだけで、高齢者の安否確認や生活状況を把握できる。
  • 判定は1日3回(朝・昼・夜)異常時のみスマホアプリに届きます。
    ※朝(8時)、昼(14時)、夜(20時)
  • プライバシーを守りながら、高齢者の生活を把握できる。
  • 初期費用として端末の購入に13,200円必要ですが、月額費用は550円と比較的リーズナブル。自治体の補助もあるので、気軽に始められるのではないでしょうか。
  • 端末本体と月額利用料だけではじめられます。
  • 申込日から1か月間は無料、契約年数の縛りや解約金もありません。

「まもりこ」は、高齢者の一人暮らしや認知症の人の見守りに役立つサービスです。

象印「みまもりほっとライン」

詳細≫ 象印「みまもりほっとライン」

象印「みまもりほっとライン」とは、離れて暮らす親の安否確認ができるサービスです。

電気ポットの使用状況をスマートフォンやパソコンで確認することで、親の生活状況を把握することができます。

「みまもりほっとライン」の利用には、専用の電気ポット「iポット」が必要です。

iポットは、電源を入れたり、給湯したりするたびに、内蔵されている無線通信機から信号を発信します。

この信号は、NTTドコモのLTE(無線通信回線)を通じて、システムセンターの専用サーバーへ送信されます。

見守りを行う側は、専用のスマートフォンアプリ「みまもりほっとライン」をダウンロードして、iポットのMACアドレスを登録します。

その後、スマートフォンアプリでiポットの使用状況を確認することができます。

「みまもりほっとライン」の主な機能は、以下の通りです

  • 給湯状況の確認:iポットの給湯状況を、スマートフォンアプリで確認できます。
  • 使用状況の確認:iポットの使用状況を、グラフや表で確認できます。
  • 不在通知:iポットが一定期間使用されなかった場合に、スマートフォンにプッシュ通知が届きます。

「みまもりほっとライン」は、離れて暮らす親の安否確認や、生活状況の把握に役立ちます。

「みまもりほっとライン」の特徴は、以下の通りです

  • 電気ポットの使用状況を元に、親の安否や生活状況を把握できる。
  • 離れて暮らす親のプライバシーを守りながら、見守りができる。

「みまもりほっとライン」は、高齢者の一人暮らしや認知症の人の見守りに役立つサービスです。

初期費用 :5,500円(税込)※ポット1台につき
利用料:3,300円(税込)/月

2023年5月12日にリニューアルし、以下の新機能が追加されました。

  • アクティブビデオレター機能:iポットからスマートフォンに、メッセージ付きの動画が送信できる。
  • おでかけお知らせ機能:iポットの使用状況から、外出・帰宅を判断して、スマートフォンに通知できる。

これらの新機能により、親とのコミュニケーションや、見守りの精度が向上しました。

部屋の照明編

ヤマト運輸「ハローライト」

ヤマト運輸「ハローライト」

ヤマト運輸「ハローライト」とは、トイレや廊下などの電球をIoT電球の「ハローライト電球」に交換するだけで始められる見守りサービスです。

「ハローライト電球」は、前日の朝9時から当日の朝8時59分までの間で、電球の点灯(ON)が続いた場合、もしくは消灯(OFF)が続いた場合に、異常を検知し、当日の朝9時から10時の間に事前設定した通知先へメールでお知らせします。

通知後に設置先へ連絡が取れない場合や訪問が難しい場合、通知先の方からご依頼頂くと、ヤマトのスタッフがご利用者のご自宅へ訪問し状況を確認いたします。

また、必要に応じて地域包括支援センター等の地域の窓口に通報します。

月額料金は1,078円(税込)で、初期費用・追加費用は発生しません。

「ハローライト」の特徴は、以下の通りです

  • 工事不要で導入できる。
  • 電球の点灯・消灯を検知するだけで、安否確認ができる。
  • 離れて暮らす親のプライバシーを守りながら、見守りができる。
  • 月額料金がリーズナブルである。

「ハローライト」は、高齢者の一人暮らしや認知症の人の見守りに役立つサービスです。

2023年1月16日から提供されています。

見守り家電の導入に関しては、親は普段通りの生活をしていればいいだけなので、ほとんど負担はありません。

その一方で、アプリの利用はほぼ必須。さらに月額利用料がかかるので、使用頻度も考慮して選ぶ必要があります。

まとめ

今回の記事では、離れて暮らす親を心から気遣う方々に向けて、役立つ見守り家電を紹介しました。

親の健康や安全を確保し、安心感を高めるための選択肢として、これらの家電は非常に有用です。

日常の様子を把握し、遠隔からサポートできることは、大切な親との絆を強化する一助となります。

ただし、選択肢は多く、用途や予算に合わせて選ぶ必要があります。

記事を通じて、選び方のポイントやおすすめのアイテムについて詳しくご紹介しましたので、ご参考にしていただければ幸いです。

最終的に、見守り家電は親の健康と安全を守り、あなたの安心感を高める大切なツールと言えます。

家族の絆を大切にし、親を思う気持ちを具体的なサポートにつなげてください。


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